「熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録」で知る人生観
2013/11/21


年商4000億円の大手製紙会社の会長が
会社のお金をギャンブルに使い、特別背任で逮捕、実刑判決を受ける。
まるでドラマや小説に出てくるような話。
当時のテレビや新聞、週刊誌は連日のように報じていました。
この事件の当事者である、大王製紙前会長 井川意高さんが
これまでの人生を振り返って書いた本がこの、
「熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録」です。
この本が話題となっている点は次の3つでしょうか。
1.富・地位・名声の全てを得た若き青年実業家の失墜という点
2.大企業の不祥事であるという点
3.芸能人との交友関係を暴露した点
特に3番目の芸能人を個人名を挙げて書いていることが、
スキャンダラスな話題となっているようです。
確かにこれだけ見ると、ワイドショー的な興味で
注目された本かもしれません。
懺悔録といいながら、芸能人の名前を挙げている点などは
批判の対象になりそうです。
しかし、ここで着目したいのは、
過去よりも現在、あるいは未来です。
これだけ、世間の注目を浴びる不祥事をおこした本人は、
相当な批判に晒されてきたはずです。
この間に、何を考えて、これからをどう生きようと考えているのか。
以前、紹介した、堀江貴文さんの書籍
「ゼロ」でも、
ライブドア社長という地位から引きずりおろされ、全てを失ったことで、
価値観が大きく変わったことが書かれています。
井川意高さんの場合はどうなのか。
これからの人生はまだまだ長いはずです。
過去の清算も当然必要ですが、
それはそれとして、
ここからどのように這い上がって行くのか。
またはどのような人生観に変わって行くのか。
そのへんの変遷の一端が、この本から知ることができればと思います。
■ 井川氏、大王製紙の今後は?
■ 井川氏・大王製紙 大逆転の可能性
■ 井川意高 その業績


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