成功したい女(ひと)は、「結婚」を捨てなさい - 笠井裕予
2013/12/02
これは、ちょっとショッキングなタイトルです。
成功するためには、女性は結婚してはいけないのでしょうか?
キャリアアップをしていくためには、
起業して会社を大きくするためには、
何か新しいプロジェクトを立ち上げるためには、
結婚はプラスではなく、むしろマイナスなことなのでしょうか?
依然世の中は男性社会。
男性に負けず対等に渡り合っていくためには、
結婚して家庭のことに時間をとられている暇などない。
結婚なんかしたら、とても成功できはしない。
そんな風なことを言いたいのではと、つい想像してしまいます。
しかし、この『成功したい女(ひと)は「結婚」を捨てなさい』(笠井 裕予 著)は、
どうもそのようなことを言っているのではなさそうです。
この本の著者、桜井さんは、かつて「自由な女性でいたい」という思いから、
自分の理想を追い求めていった結果、5000万円もの借金を抱えてしまいました。
そして、そのどん底で初めて自分自身と向き合います。
そこから、彼女は這い上がり、遂には人気ナンバー1のファイナンシャルプランナーの講師に登りつめた方です。
桜井さんの言う、「結婚を捨てなさい」とは、
「安易に結婚することを止めなさい」ということの様です。
結婚には、人によっていろんな意味がありますが、
その中に「結婚相手からの安定した収入」という一面もあります。
この安定収入のために、安易に結婚を選択するのは間違いと言っている様です。
本当に成功したいと心の底から願うのなら、
そのような安易な考えは捨て去るべきということです。
この安易なものを「捨てる」
主体性のないものを「捨てる」
という決断が、
あなたを成功に近づけると言っている様です。
このように考えると、
成功のために捨てるべきものは、
何も「結婚」ということだけではないと思います。
もしあなたが、会社の従業員であれば、
雇用されているということは、
もしかしたら安易な選択であって、
捨てるべきものかも知れません。
もしあなたが、会社の経営者であれば、
特定の企業の下請けのみを行っていることは、
捨てるべきものかも知れません。
そしてこのサイトのテーマである、「売れる」について言うと、
手っ取り早く売上が立つ方法だけに頼るやり方は、
捨てるべきものかも知れません。
このように、何かを成し遂げたいと思う時、
あなたの中には、まず捨て去るべきものがありそうです。
『成功したい女(ひと)は「結婚」を捨てなさい』(笠井 裕予 著)は、
成功するための、選択と集中を教えてくれる1冊かもしれません。
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