2015/05/27
決算発表の時期です。昨年度の事業の総括と、来年度の見通しを株主や金融機関などステークホルダーに向けて報告を行う企業がたくさんあるのがこの時期です。
日経平均がITバブル期の水準を超えるなど、景気の先行きに対して明るいニュースが増えてきています。各社の業績見通しでも強気の発表をする企業が以前と比べると多いのではないでしょうか?
この業績見通しは、現在の社会状況、経済状況、そして、その会社の経営状況を踏まえて総合的に判断して発表するものですが、社会全体の雰囲気がいいとつい強気の数字を出してしまいがちです。
決算発表に限らず、日々のビジネスの中でも、今後の売り上げ、利益、在庫やコストなど、いたるところで、今後の予測や見通しを行っている私たちですが、これをどこまできちんと正確に行っているでしょうか?
そこで今回紹介したい書籍がこちら、
「問題解決のためのデータ分析」
です。
この本の著者、齋藤 健太さんは、株式会社プラスリードの代表として数多くの企業のマーケティングを支援している方です。
経営の環境変化が激しくなる中、経営者視点で正しい判断を行う"データマイナー"を育成したいという思いからこの書籍を書いたそうです。
高い志と情熱とで、自社の商品をもっと広めたいと努力している経営者、ビジネスパーソンは少なくありません。しかし、マインドだけでは不十分なのも事実です。
斎藤さんは、データ分析はビジネスのあらゆる問題解決において有用であると主張しています。
この「問題解決のためのデータ分析」では、具体的な事例を通じて、ビジネスの中でデータ分析をどのように活用できるかが書かれています。
あなたの商品に対する情熱を、具体的な結果に変えるために、
あなたの上司に、リアリティのある説得力を与えるために、
この「問題解決のためのデータ分析」は有用なツールとなるかもしれません。