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ゼロ(堀江貴文 ホリエモン)から学ぶ「売れる」の意味

2013/11/20
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元ライブドア社長の堀江貴文さんが出所後、自らの人生を振り返った本、「ゼロ」。
東京大学の在学中に起業して、わずか10年足らずで東証マザーズに上場。
プロ野球団やテレビ局の買収劇、国政選挙への立候補など、
様々な活動で世間を驚かせながら人生を登りつめた彼が、
証券取引法違反で逮捕、服役。

全てを失ってゼロに戻った彼が何を思うのか。

経営者でなくとも、興味を持ってしまう一冊です。

しかし、堀江さんほどの経験ではなくとも、
人はだれでも、ゼロに戻る時、またゼロに戻るかもと思う時が
多かれ少なかれあるはずです。

これまで築いて来たものが無くなってしまうことは、
言い知れない恐怖に感じる時もあるでしょう。

なんとか失わずに、それを守って行きたいと願うはずです。

しかし、この「ゼロ」を読んで気づくことは
全てを失ったはずの堀江さんが、また次のステップに向けて歩き始めようとする姿です。

あれだけの大成功が一瞬にして
水の泡に消え去ってしまったなら、
もう再起不能。
絶望して何もできない。

などと想像してしまいます。

しかし、現実の堀江さんは
それとは全く逆です。

むしろ希望に満ち溢れているようです。

「堀江さんは強靭な精神力があるからだ」と考える人も多いかもしれません。
しかし、そういった精神力だけでしょうか?

そうではないと思います。

全てを失った「ゼロ」は、
実は、後は前に進むしかない、これより後ろはない「ゼロ」だということに、
堀江さんは気づいたのだと思います。

とすれば、あとは前に進むだけ、
進んだだけ、希望が見えてくるのです。

このブログのテーマである「売れる」についても同じことが言えると思います。

人は「もっと売りたい」、「もっと売上を上げたい」と思い、
いろんな努力、いろんなチャレンジをします。

しかしそこには、リスクがあり、一歩間違えば、
これまで築き上げたものを失う可能性があります。

失う可能性のあるもの。

それは、
お金であったり、
会社であったり、
キャリアであったり、
人間関係であったり、

と様々です。

しかし、堀江さんが書いている様に、
例えゼロになったとしても、
そのゼロは希望に満ちたゼロだということです。

であるならば、
私たちはこれ以上ゼロの恐怖に怯える必要はありません。

ゼロを友人としながら、様々なことに挑戦していく。

「売れる」の本当の意味は、
売れた結果得た収益より、
その過程そのものにあるのかもしれません。

「ゼロ」(堀江貴文 著)そんなことを教えられた一冊でした。



関連記事: ホリエモン(堀江貴文)の「ゼロ」から学ぶフリービジネス


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