広がるアジア・北米間の物流網(キャセイパシフィック航空)
2014/03/04
アジア・北米間における物流の重要性が高まっています。
衣類や雑貨、自動車関連などを主要品目として、
北米からアジアに対しては、部品や原料などの産業素材が調達され、
またアジアから北米に対しては、製品が販売され、
その荷動量は年々増加しています。
このような状況の中、航空貨物において、また新しい動きがありました。
キャセイパシフィック航空は3日、香港・米国オハイオ州コロンバス間の定期貨物便を3/21に就航すると発表しました。
同社の本拠地である香港には、
アジアのハブ空港である香港国際空港があります。
国際空港評議会(ACI - Airports Council International)によると、
この香港国際空港は世界一の取扱量を誇っています。(2012年発表資料)
香港国際空港の貨物ターミナル(スーパーターミナル) Wikimedia Commons
一方、米国オハイオ州コロンバスはアメリカ中西部の有数の世界都市。
金融・保険・製造業などの分野の企業が多数進出しています。
日系企業も多く、中でも本田技研工業の工場がコロンバス近郊にあることは有名です。
昨年、本田技研工業は、北米での本社機能の大半をカリフォルニア州からこのオハイオ州に移すことを発表し、
コロンバスの重要性はさらに高まっています。
コロンバス市の風景 Wikimedia Commons
今回キャセイパシフィックの発表により、
既に同社が持つ、香港から北米11都市への定期貨物便ネットワークがさらに広がります。
また香港・コロンバス間の路線では、、ボーイング747-8F型貨物専用機が投入されるとのことです。
Boeing 747-8F Wikimedia Commons
これを機に、あなたの会社のビジネスでも、
アジア・北米間での物流を改めて見直してみてはいかがでしょうか。
関連リンク:
キャセイパシフィック航空 ホームページ