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株式会社アーク

マネージャに共通・不変の役割 - 管理職の2つの役割を理解する

専門家に聞く「管理職が育たないのは何故か」

代表取締役 荒川幸式

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最近、「管理職が育たない」という悩みを口にする経営者が増えています。年々、企業間競争が激しさを増す中で、管理職ポジションの重要性が高まっていますが、肝心のマネジメントを行える人材が育っていないことが多くの企業の喫緊の課題となっています。

そこで、多くの企業において、組織の要とも言える「管理職」を担う人材が何故育っていないのかについて、専門家の方々に聞いてみました。

今回は、株式会社アーク 代表取締役の荒川幸式さんからの回答をご紹介します。
【ビズテリア経営企画 編集部】

管理職の2つの役割

管理職が育たないのは、マネージャがマネージャの役割を知らないからです。

マネージャの役割は次の2つに区分できます。

1.自身の部署に特有の作業
これは、部下にやらせるべき仕事です。マネージャが自ら行うべきではありません。

2.どのレベルのマネージャにも共通・不変の役割
これが正にマネージャの仕事です。

共通・不変の役割を理解する

しかし、日本のマネージャは、ある年の4月に人事発令を受けて課長や部長となりますが、1の「自身の部署に特有の作業」のみしか知りません。研修でも知らされていないのが実体です。 多くの場合、同じ部署での昇格なので、イスの位置は移動しても、仕事の内容は1のみなので、昨日までとあまり変わりません。

例えば、部下の仕事がうまく行かないとき、部下の仕事そのものを行おうとするマネージャが数多く見受けられます。これは1の役割で、"熟練工"としての行動です。

マネージャは、その部下をうまく活かせるように指導したり、与える仕事を変えたりするべきです。これは2の役割になります。

弊社はアングロサクソン流のマネジメントをベースにした海外の試験機関が実施する研修を行っています。弊社の合格率は極めて高いのですが、上記をキチンと教えていない他社の合格率は非常に低くなっています。
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