ブルージラフ株式会社
代表取締役 小林孝至
「経営組織―経営学入門シリーズ」(金井 壽宏 著)は「組織の内部で働く個人の視点」から組織論のトピックスを網羅的に解説している本です。 組織を外部から見たときと、内部から見たときとでは、同じ現象であっても見えてくるものが違います。
「内部で働く個人」という視点では、自らが組織の構成要因となります。自分の周りの人たちとの関わり方が重要である一方で、組織全体を見る客観性も求められます。
そのような実際の組織に身置いた時のリアリティーの中で、参考になる一冊でしょう。
こんなレビューがありました。
組織の一メンバーとして描かれているがゆえに、分かりやすい内容だった。
組織と個人のあり方について改めて考えてしまった。
この本一冊を読んでおけば組織論については問題はない。
体系的に学ぶのが難しい経営学。中でも組織論はモザイクの様であるが、本書はそれを網羅的に解説している。
本全体を通じて貫かれている視点は「組織」と「個人」との対比である。
リーダーシップ、組織文化、組織設計、組織変革など一通りのことが網羅されている。
「経営組織―経営学入門シリーズ」(金井 壽宏 著)は経営学、組織論の入門書として一度読んでみてはいかがでしょうか。