2013/12/13
南太平洋にある島国サモア。この南国の楽園にある小さな航空会社が世界の注目を集めています。
サモア航空は2012年11月に新い運賃体系を導入。
運賃を乗客の体重と荷物の重さに基づいて決定するということです。
「太っている乗客の差別と取られかねないのでは」との心配もありましたが、
乗客の反応は上々とのこと。
このサモア航空は、2012年に創業。
小型のプロペラ機によるフライトで、
座席数10席の2便と座席数4席の1便のみが運航。
とても小さな航空会社です。
体重をベースにした運賃体系は世界初ということで、
世界中から注目されるようになりました。
サモア人の8割が肥満体質という国だからこそ受け入れられたのでは。
小型機だから導入できた運賃体系では。
などの見方もありますが、
今後、他の航空会社でも徐々に検討が進んでいくかもしれません。
ほとんどの航空会社では、
運賃体系は座席数をベースに計算しています。
乗客がいくつ座席を使ったかで金額が決まる仕組みです。
しかし、よくよく考えてみると、
太った乗客と、痩せている乗客とで運賃が同じと言うのは
言われてみれば不公平な感じがします。
座席ベースの運賃は、航空会社の事情による押しつけとも思えてきます。
今回のサモア航空の新しい運賃体系は、
航空業界に新しい風を吹き込むかもしれません。