TEAM-EXE(チーム・エグゼ)
代表 ナカムラ トモコ
企業経営でもっとも重要なのが「人」。社員が活き活き働いている職場かどうかで業績は大きく変わりますが、これが実現できていない企業が多いのも事実です。社員が働きやすい環境とはどんなものでしょうか?
社員にとって単に「楽な」環境が働きやすい環境とは言えませんし、報酬が高いのがいい環境とも言えません。社員同士が「お友達」であることがいいのか、「ライバル」であることがいいのか、どんな職場環境だと働きやすいのでしょうか。また、人事制度、組織体制からの視点ではどんなことが言えるのか、キャリアという観点では何が良いのか。など、いろいろ考えられます。
そこで「社員が働きやすい環境」について各専門の方々に聞いてみました。今回は重本コンサルティングオフィス 代表の重本由宇さんからの回答をご紹介します。
大きく4つの視点があります。1つは、オフィスの快適性や機能性、交通の便利さなどの物理的な環境です。次に、労働時間や休日・休暇、勤務場所などが柔軟に選択できるかという制度的な環境です。3つ目は、仕事そのものがスムースに進められるかという仕事環境です。権限が委譲されているか、困ったときのサポートはあるか、ムダな会議はないか、上司の指示は的確かなどが該当します。そして最後は職場の人間関係です。
どれが重要かは人それぞれですが、一般的には指摘したものとは逆の順になり、特に人間関係のウェイトは高いです。つまり、どんなに他の3つが充実していても、人間関係に不満があれば社員は働く気はしなくなるということです。