2014/01/13
甘利経済財政相は、
2015年10月に消費税率を8%から10%へ引き上げるかどうかについて、
今年12月に発表される予定の7~9月期のGDPの改定値が
判断材料になると発言したことが報じられました。
今年12月は翌年2015年度予算の予算編成の時期ですので、
その時期までに消費税率の引き上げ判断は確定している必要がありそうです。
またそのタイミングで景気見通しを判断する参考値としては、
14年7~9月期のGDPが最新情報だという認識を示したものです。
今年4月の消費税8%への引き上げによって、
直後の4~6月期のGDPは落ち込むことが予想されます。
その次の期である、7~9月期のGDPがどこまで回復するのか。
そのことが、消費税10%への引き上に大きく関わってきそうです。
つまり、今年夏の景気によって消費税率の動向が見えてくると言えるのです。