共創スクエア

売れるを考えるテリア

奇跡の営業 ( 山本正明 ) に見る営業力とは

2013/09/19
共創スクエア
奇跡の営業  ( 山本正明 )という書籍が売れています。

山本正明さんという方は、ソニー生命の営業マンで、
44歳にまったく別の業界から転職し、
ソニー生命No1.営業マンに登りつめた方です。

そんな山本さんの営業手法について、本人が書いた本です。

いったいどんなことが書いてあるのでしょう。

その前に、ちょっと一般的な話をしたいと思います。

個人の営業力について書かれている本の多くは、
次の3つのことのうち、そのどれかを強調していることが多いと思います。

1.プレゼン力
その商品をお客様に分かり易く、または魅力的に紹介し、是非買いたいと思わせる力。

2.ヒアリング力
お客様が話したい話を聞く力。またはお客様の悩みや課題を聞き出す力。

3.提案力
お客様の悩み・課題または欲求に対して、それを解決あるいは実現する方法を提案する力。

もちろん、これら以外にも、ビジネスマナーやホスピタリティーなどいろいろとあると思いますが、最終的には上記の3つのどれかにつながって行く話だと思います。

ここで、「奇跡の営業(山本正明 著)」に戻ると、
この書籍で強調しているのは、
ここに挙げたプレゼン力でもヒアリング力でも、提案力でもありません。

山本正明さんが最重要視しているのは、

お客様の紹介

だそうです。

保険の営業で、契約をもらったあと、お客様に知り合いを紹介してもらうことだそうです。

「なんだよくある紹介か」と思ってしまうかもしれません。
しかし、山本正明さんは、この「紹介」を営業プロセスの中で、
もっとも重要なことと位置づけ、
お客様から紹介を引き出すためのテクニックを
ずっと研究し続けてきたそうです。

そして最後に行き着いた方法が、
独自のアンケートを使ってお客様を自然に紹介へと導くやり方です。

どんな凄腕の営業マンも、営業する相手がいなければ、
その力を発揮することはできません。

しかし、いつも営業できる相手がいるわけではありません。
むしろ、営業できる相手、
すなわち、
「その商品の説明を聞いてみたい」
「とりあえず話だけ聞くならいい」
という相手が常にいる状況がなければ、
営業力を発揮し続けることはできません。

つまり、どうやったら、
見込み客を常に見つけ続けられるかが、
ポイントになるということです。

山本正明さんの場合は、
それを「紹介」という部分で独自の方法を考え出し、
その結果、ソニー生命のNo1.になるまでの営業成果を出すことが出来たのだと思います。

そういった意味では、
この「奇跡の営業(山本正明著)」という本は、
営業の本というよりは
見込み客を見つけるためのマーケティングの本という位置づけでもあるかもしれません。

私は、見込み客を見つけるための方法として、
申し込みサイト」の活用をおすすめしていますが、

山本さんは「紹介」を最重要視しています。

みなさんの場合はどうでしょうか?



共創スクエア
スペシャル・インタビュー
  • 女性活躍の正しい実践とは
  • 人を幸せにする経営
  • 日本の農業を世界に
  • 経営のマインドを取り戻し、将来のビジョンを描く
  • マイナンバー制度 導入に向けた不安に応える
  • 多様性ある社員をやる気にさせる人事制度を
  • 成長戦略にのっとったM&Aとは
  • 事業承継のポイントは、経営理念の確立と浸透
  • バランス・スコアカードで元気な日本的経営を取り戻そう
  • ソーシャルメディアはエンゲージメントを高める所
  • 「困ったこと」のビックデータ解析が、マーケティングの鍵に
  • 机上の空論にならない経営計画
  • 事業承継の最重要課
  • どんな会社でも能動的な営業・販売をすることなく、「顧客の欲求」を動かす事ができる。
  • 変容する中国で生き残る 戦略マップによる経営の可視化を
  • HIT法による業務の可視化
  • 「バズる」ブログ - その運営の裏にある組織風土とは
  • クラウド時代の業務改革
  • 中堅企業が取組む現実的な業務改革とは
  • 日本のベンチャーが世界で活躍する日
  • 組織変革のためのZERO経営とは
  • 組織は劇的に生まれ変わる
  • プロジェクトリーダーの育成
  • コミュニケーション不全を解消し、組織力を高める
  • サプライチェーン・マネジメントと業務改革
「経営に役立つ記事」セレクション
共創スクエア
特集「経営の可視化」
Information