安心計画株式会社
代表取締役社長 小山田 隆広
ブランディングをあえて一言で表現するならば、「とんがりを刺すこと」です。
ターゲット/マーケットを定義して、そこにとんがりを刺すことが、ブランディングで行っていくことです。 頭の中で「とんがりを刺す」イメージをしてみて下さい。このイメージを詳細かつ、具体的にしていくステップをブランディングでは行っていきます。
こんなイメージで取り組んでいくと、わかりやすいかと思います。
実際の商品/サービスでも、このとんがりを刺していくステップは同じです。複雑なことではありません。突き詰めて、キチンととんがりを刺すことができるかどうかで、本物のブランドにすることができるかどうかは決まります。
ブランディングに取組んで、よくある間違いは「一過性」の取組みとしてブランドを構築しようとすることです。確かに最初にブランドの基本を作るのには集中が必要ですし、一つのゴール的な点はあります。ですがブランディングは、基本ができてからがスタートです。そのブランドを強固にするには、そこからブランドマネジメントを行いながら育てていくことが必要となります。
何か構築して終わるのではなく、時代背景、環境の変化を認識して、常にブラッシュアップし続けなくてはなりません。ブランドには、変わってはいけないコアと、環境が変わり、お客さんの感じ方、認識、受け取り方が変わってくれば、それに対応して変えていかなければならない要素があります。 この点を見落としてしまうと、ブランドは次第に劣化します。ブランディングは、成熟市場で重要であり、特に効果が見込める施策です。マーケットが価格でしか選べなくなっているからこそ、本気で取組む価値があります。チャレンジしてみて下さい。
(終わり)