小さな会社を強くする ブランドづくりの教科書 - 岩崎邦彦
2013/12/01

ブランド、ブランディングという言葉がいろいろな場面で使われるようになってきています。
多くの経営者やマーケティングの担当者がこの言葉を口にします。
しかし、その意味するところは、人によって異なっているようです。
ブランドとは知名度を上げること。
ブランドとは広告宣伝をすること。
ブランドとは大企業がやること。
ブランドとは高級品のこと。
ブランドとはロゴやキャラクターのこと。
ブランドとは商標登録すること。
人によって捉え方が様々ある様です。
しかし、いずれにしても、ブランドは「企業の売上に寄与する可能性のあるもの」
と考えられています。
そして、この「ブランド」という言葉は、
企業の経営戦略、営業、マーケティング、商品開発 等、
様々な場面において使われることが増えてきました。
「小さな会社を強くする ブランドづくりの教科書」(岩崎 邦彦 著)では
中小企業に焦点をあて、ブランドの作り方、ブランディングのやり方について解説しています。
日本は長年、「モノづくり」を重視してきました。
大企業、中小企業を問わず、良い商品を作ることが、そのまま売上につながると考えてきました。
しかし、モノが世の中にたくさん溢れる時代に入り、なかなかそうも行かなくなってきました。
良い商品を作るだけでなく、そのことが、お客様の心にも響かなければ、購入されない。
そのような認識をもつ経営者が増えたからこそ、
ブランド、ブランディングという言葉に注目が集まるようになったのだと思います。
逆に、うまくブランドを構築できれば、お客様に受け入れられ安定した売り上げが確保できる可能性があります。
ブランドは一部の企業だけが活用するものではなく、お客様の心に響く商品を販売したいと考える全ての経営者が考える必要のあるものかも知れません。
今後、社会には益々モノがあふれ、益々変化の激しい経営環境になっていくことが予想されます。
そんな中、ブランドやブランディングに取り組むことは、企業が長期に渡って存続する上で、重要な経営ツールとなるでしょう。
「小さな会社を強くする ブランドづくりの教科書」は、そのような経営ツールをどのように作って行くかが書かれた教科書です。

小さな会社を強くする ブランドづくりの教科書