共創スクエア

高田社会保険労務士事務所

社員のやる気を高めるアクティブミーティング

トップ・コンサルタントに聞く

代表 高田順司

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最近、「ブラック企業」と言われる言葉に代表されるように、労働環境の悪化がクローズアップされるようになりました。つい先日も、「たかの友梨ビューティクリニック」の社長の発言が問題となったばかりです。しかし一方で、ギリギリのコストで経営している企業も多く、やすやすと賃上げや労働時間の短縮には応じられない現状もあります。このような経営環境の中、どのように社員のやる気やモチベーションを高めたらよいか、専門家の方々に聞きました。
【社員のやる気を劇的に高める16の方法】

今回は、高田社会保険労務士事務所の高田順司さんからの回答をご紹介します。
【ビズテリア経営企画 編集部】

アクティブミーティングでコミュニケーションを活性化

上司は、部下をどのように動機づけ、そして自発的な行動をいかに引き出すかが腕の見せ所です。こうした動機づけには、職場における充実したコミュニケーションが欠かせませんが、それを後押しする「アクティブミーティング」という会議をご紹介したいと思います。

アクティブミーティングとは、社内で少人数のグループを編成し、業務の中で生じている問題点の改善や効率化のための施策を立て、自主的に実行する活動のことです。主に「モチベーション向上」や「業務効率化」といったテーマが話し合われています。

従業員が主体の非公式な会議なので、どんなことでも話してよい、というリラックスした雰囲気の中で活発な意見交換を行うことができるのが特徴です。

各テーマに関して抽出された問題点を解決するために、参加希望者を募って活動を進めていきます。

インフォーマルな組織なので、月1回程度、業務終了後に希望者のみが集まって、テーマ設定から話し合って問題解決までの段取りを考えていきます。

半年~1年の間で定期的にミーティングを開催し、問題解決のために継続して取り組んでいきます。月1回程度開催が目安となるでしょう。

アクティブミーティング 3つのポイント

アクティブミーティングをうまく活用するには、次の3つがポイントになります。

 1.リラックスした雰囲気作りのため、飲み物や甘いものを用意する
 2.席順は、社内の序列に関係なく座ってもらう
 3.成果が上がった場合は、「ごほうび」を出すことで、成果を認め、褒める場を作る

以上のポイントを踏まえて、社内のコミュニケーションの円滑にすると、社員のやる気は次第に高まって行くと思われます。

公式な会議と非公式な会議とを組み合わせるのは面白い考えですね。通常の会議に加えて、さらにアクティブミーティングを開催する訳ですから、一見、非効率のように思えてしまいます。しかし、このことで従業員のやる気が高まるのであれば、非効率どころか結果として効率的な経営につながるのではないでしょうか。
【ビズテリア編集部】
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