共創スクエア

重本コンサルティングオフィス

社内インターンシップ・社内留学・社内出向 - 「中村修二さんノーベル物理学賞受賞で考える組織の活性化」

異質で多様な経験が組織を活性化させる

代表 重本 由宇

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2014年のノーベル物理学賞は、中村修二・カリフォルニア大学教授ら3人に贈られることになりました。中村教授は記者会見の中で、かつて勤めていた日亜化学工業での日々をふりかえり、「日本には自由がない」と研究環境の改善を訴えました。

中村教授の開発した青色発光ダイオード(LED)は1.4兆円もの市場を創出したとも言われていますが、中村教授が発明当時勤務していた日亜化学工業とは発明の帰属をめぐって訴訟にまで発展しました。

日本企業がこれからも成長し続けるためには、研究者が意欲的に研究活動に取り組む、新しいイノベーションを次々と創出していくことが必要です。このような訴訟のゴタゴタはできれば回避したいところです。

今後、企業は社員のイノベーションを促すために何をするべきなのか、専門家の方々に聞きました。

今回は、重本コンサルティングオフィス 代表の重本由宇さんからの回答をご紹介します。

【ビズテリア経営企画 編集部】

社内インターンシップの活用

イノベーションを促すためには、異質で多様な経験が役に立ちます。研究者は専門職として研究部門に閉じこもりがちですので、社内インターンシップ等により、営業や事務、経営企画、生産等の仕事を経験してもらい、物の見方の幅を広げるのもよいでしょう。

この社内インターンシップは、先進的なベンチャーなどで導入されています。社内留学・社内出向などと呼ばれている所もあります。その狙いは組織の活性化で具体的には次の様なものがあります。

 1.他業務を経験することで自己の専門に活かす
 2.受け入れ側も他業務の文化に触れることで視野を広げる
 3.ヨコのつながりを増やすことで全社の活性化を促す

このような部門間の人材交流によって、研究者の創造性が高まり、イノベーションにつなげていくことが出来るでしょう。

ノーベル物理学賞を今回受賞した中村修二、カリフォルニア大学教授の記者会見では、研究者への発明に対する対価が低すぎたことが改めて注目されましたが、新しいイノベーションを促すには、その対価だけでなく、「異質で多様な経験」も必要な様です。

【ビズテリア編集部】
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