共創スクエア

売れるを考えるテリア

「くまモン×リカちゃん」に学ぶ ブランド戦略 3つのポイント

2014/01/27
共創スクエア
着せ替え人形「くまモン×リカちゃん」
異色のコラボの発表です。

熊本県のPRキャラクター、今では全国的な知名度を持つ、「くまモン」と、
子ども達に愛され続けてきた着せ替え人形「リカちゃん」が、
コラボレーションした商品が発売されます。

その名も『着せ替え人形「くまモン×リカちゃん」』。

くまモンの基調色である黒をベースにリカちゃんがドレスアップ。
くまモンの耳をイメージしたカチューシャまで付けて、
おそろいの格好になっています。

また、2/1の発売にさきがけて、1/31(金)15:00から、
「くまモンスクエア」にて、
ステージイベント「リカちゃん、熊本へ!くまモンに会いにいく!」が開催され、
「リカちゃん」が「くまモン」と一緒に「くまモン体操」を踊る予定だそうです。

どんなコラボになるか楽しみですね。

さて、今回のこの異色のコラボから、
改めて2つの異なるブランドのコラボレーションについて考えてみました。

くまモン、リカちゃんに限らず、
世の中では、いろんなコラボが展開されています。
うまくいくポイントはどこにあるでしょうか。

概ね次の3つがポイントになりそうです。

1.マーケットの重なり具合
くまモン×リカちゃんでは、共に子ども達に人気という意味で、共通の市場を持っていつつ、
それぞれに独自の市場という領域もありそうです。
今回のコラボで互いにそれらの独自市場にアクセスすることでのシナジー効果を期待できます。

2.ブランドの成長ステージ
くまモンは2011年3月の九州新幹線全線開業をきっかけに生まれたキャラクター。
急速に人気を博して、成長期にあるブランドと言えます。
一方で、リカちゃんは、1967年の誕生から今日に至るまで、
その時その時の子ども達に愛され続けてきた歴史のあるブランドです。
これらの異なる成長ステージのブランドがコラボすることでの相互作用も期待できるでしょう。

3.化学変化
くもモン、リカちゃんには、それぞれの魅力がありますが、
それぞれ別の世界観を持つこの2つのキャラクターが一緒になることで、
単に1+1が2ではなく、3やそれ以上になるような、
新たな付加価値を生み出すような化学変化を期待したいところです。

特に最後の「化学変化」という部分が一番大きなポイントかと思います。

この「化学変化」でどのような価値をどのくらい出せるかは、
実際にやってみないと分からない部分も多いかもしれません。

これから発売になる『着せ替え人形「くまモン×リカちゃん」』。
ブランド戦略を知る上でも注目の商品です。

共創スクエア
スペシャル・インタビュー
  • 女性活躍の正しい実践とは
  • 人を幸せにする経営
  • 日本の農業を世界に
  • 経営のマインドを取り戻し、将来のビジョンを描く
  • マイナンバー制度 導入に向けた不安に応える
  • 多様性ある社員をやる気にさせる人事制度を
  • 成長戦略にのっとったM&Aとは
  • 事業承継のポイントは、経営理念の確立と浸透
  • バランス・スコアカードで元気な日本的経営を取り戻そう
  • ソーシャルメディアはエンゲージメントを高める所
  • 「困ったこと」のビックデータ解析が、マーケティングの鍵に
  • 机上の空論にならない経営計画
  • 事業承継の最重要課
  • どんな会社でも能動的な営業・販売をすることなく、「顧客の欲求」を動かす事ができる。
  • 変容する中国で生き残る 戦略マップによる経営の可視化を
  • HIT法による業務の可視化
  • 「バズる」ブログ - その運営の裏にある組織風土とは
  • クラウド時代の業務改革
  • 中堅企業が取組む現実的な業務改革とは
  • 日本のベンチャーが世界で活躍する日
  • 組織変革のためのZERO経営とは
  • 組織は劇的に生まれ変わる
  • プロジェクトリーダーの育成
  • コミュニケーション不全を解消し、組織力を高める
  • サプライチェーン・マネジメントと業務改革
「経営に役立つ記事」セレクション
経営で使える 無料小冊子
共創スクエア
特集「経営の可視化」
Information