共創スクエア

有限会社ミック研究所

経営者の意思と仕組みで管理職は育つ

専門家に聞く「管理職が育たないのは何故か」

所長 佐藤茂則

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管理職が育たない2つの理由

経営者が「管理職が育たないのは何故か」と言う場合、次の2つの理由が考えられます。

一つ目は、育たないと言いながら、経営者自身に育てる意思がない場合です。社員は自主的に育つものだと思い、経営者自らは何もしていません。人事部にまかせっきりにするなど、他人事として捉えています。

もう一つは、育てる仕組み制度がない、もしくはその制度が未成熟の場合です。この会社で自分が今後どのように成長できるのか、先行きが見えず、不安に思っている従業員が多い状態です。

研修プログラムはあっても、それが、業務の実態に即していなかったり、研修プログラムを受けても、一過性で、その時は効果があるように思えても、しばらく経つと何も変わっていないことなどがあります。さらに評価制度が機能していないケースもあるでしょう。

管理職が育つためには

このような2つの原因に対して、次の3つのポイントで解決を図ることをお勧めします。

1.管理者を育てる明確な意思を表明する。
企業発展において現場では5人に一人のリーダーと、それを統括する管理者が絶対に必要になります。

2.管理者への期待(役割、課題)を明確にして定期的に個別面接等を行い推進を図る。
人事考課の有効活用につながります。

3.育てる仕組みについては内部においてキャリアアップの道筋を明示し内部置ける研修、外部研修を活用を計画的に行うこと。

以上のような、取り組みをすることで、管理職を育てることが可能になります。

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