原発リスク 巨大噴火の影響大…泊、川内など 火山専門家が指摘

原発の火山の巨大噴火によるリスクが初めて明らかになりました。

毎日新聞が火山の専門家に実施したアンケートによると、
鹿児島県の川内原発、北海道の泊原発などが、
火山の巨大噴火により影響の受けるリスクの高い原子力発電所という調査結果がでています。

これは、火山学会の専門家にアンケートを郵送して回答を集計したものです。
50人の専門家から回答があったとのことです。

このような原発に対する火山の影響を定量的に示した調査は初めて。
今後、これを踏まえて原発再稼働の是非の議論が進むものと思われます。

ただ、専門家によると、火山の噴火がいつ起こるかという予測は現在の科学技術のレベルでは難しく、
噴火リスクが高いとしても、それを再稼働の判断として、どこまで取り入れるかは議論が分かれるとのことです。


アンケート 回答結果: 巨大噴火のリスク

原発名	噴火被害リスク	再稼働反対
川内（鹿児島県）	29	19
泊（北海道）	25	15
東通（青森県）	18	11
玄界（佐賀県）	16	9
伊方（愛媛県）	11	5
女川（宮城県）	9	3
福島第１（福島県）	7	2
福島第２（福島県）	7	2
東海第２（茨城県）	7	2
島根（島根県）	7	3
浜岡（静岡県）	6	2
柏崎刈羽（新潟県）	5	1
志賀（石川県）	5	1
敦賀（福井県）	5	1
美浜（福井県）	5	1
大飯（福井県）	5	1
高浜（福井県）	4	1
どれもない	9	-
無回答	12	-