ミルラーニングメディア株式会社
代表取締役 小前俊哉
ERP導入コンサルタントの役割は、ERPが本番稼動するところまでです。ところが、ERPの導入を決めた際の導入目的を達成したかどうかは、ERPが本番稼動してからしばらくしてからでないと検証できません。つまり、ERP導入コンサルタントが、導入した客先のERPが所期の目的を達成したかどうかを確認できるビジネスの仕組みになっていないのです。ERP導入コンサルタントが導入作業を終えて導入契約が終了する時期とERPの導入目的を達成したかどうかを検証できる時期に"ずれ"があるということです。
また、ERPを本番稼動させても、導入企業のERP担当者に簿記やMRPなどの業務知識が不足しているとERPを効果的に活用することはできません。ERP担当者には業務知識以外にも様々なスキルが必要ですが、それらのスキルを獲得できていないのが実情です。
ERP導入計画の策定段階から導入したERPを活用した業務改革を推進する段階までを一貫して支援できる企業からのサービスを受けることをお勧めします。また、導入後のERPの活用を推進できる社内人材を育成することで、外部業者にできるだけ頼らない体制を構築することも重要です。
ERPの導入段階からERPを活用した業務改革の推進段階までの一貫したサービス(図 ERPの導入・活用に関わる関係者 vs. 工程毎の役割)、ERP担当者を育成するサービスの両方をご提供しています。特に、ERP担当者の育成は、ERPの導入作業期間を有効に活用して行うようにしています。
ERPの導入を検討している企業の経営者は、IT経営コンサルティングに相談してみてはどうだろうか?