涙活でストレスを流す方法(寺井広樹)から学ぶ新規ビジネス
2013/11/19
就活や婚活はもう使い古された言葉になってきましたが、
最近では、「涙活」なるものが流行っているそうです。
感動して、
涙を流して、
ストレスを発散させる。
これを意識的に行う活動のようです。
涙活イベントなるものがあり、そこでは、
参加者が集まって、「泣ける映画」の上映会を行っています。
それを見て参加者が
心を揺さぶられるような感動をして、
落涙にいたる、
という流れのようです。
泣いてスッキリした後は、参加者同士の交流会などもあり、
泣いたもの同士だからこそ、心を打ち溶け合って話ができるそうです。
斬新な企画ですね。
この「涙活」を立ち上げたのは、
「涙活でストレスを流す方法」の著者、寺井広樹さんです。
寺井さんは、もともと、
離婚プロデューサーをしていたそうです。
結婚プランナーならぬ離婚プランナー?
このこと自体も興味を持ってしまいますが、
寺井さんは、結婚式ではなく、離婚式というものをプロデュースして、
円満離婚をお手伝いする仕事をしていたそうです。
その離婚式で、号泣する方々が式のあとに、
なにかスッキリした表情をしているのを見て、
この「涙活」のヒントを見つけたそうです。
今では、
涙活プランナー、
涙ソムリエ、
全米涙活協会
など様々なコンセプトを作って、
1つのムーブメントを起こしています。
「感動するストーリーにふれて泣いてしまうと、その後、なんとなくスッキリする」
この誰にでもある体験を、
「涙活」という分かりやすいコンセプトにまとめて、
イベント化する。
そして、こそから、
涙ソムリエ、全米涙活協会などの派生するコンセプトまで作り上げ、
さらなる展開を図る。
ここまでくると、1つの新規ビジネスの立ち上げを見ているようです。
ビジネスのタネは
日常の何気ないところにある
ということを改めて思い知らされました。
と同時に、
そのタネを事業という形にするには、
多くの人にわかりやすいコンセプトやキーワードにまとめる
ということが、いかに大事かも
教えられた気がします。