共創スクエア

ペネトラ・コンサルティング株式会社

「勝てるか」「儲かるか」「できるか」の中にある仮説検証サイクル

「自社の本当の強みを知るには」

代表取締役 安澤 武郎

共創スクエア
事業計画や経営戦略を考える際に、「自社の強みを活かして」ということがよく言われています。しかし、「御社の強みは?」と改めて聞かれると、明確に答えられない経営者は意外と多いのではないでしょうか。また、同じ質問を従業員にすると、人によって答えがバラバラということもよくあります。

「自社の本当の強み、競争力の源泉となっているものが何なのか」
「それを知るためには、どのようなことが必要なのか」
各専門の方々に伺いました。

今回は、ペネトラ・コンサルティング株式会社の安澤武郎さんからの回答をご紹介します。
【ビズテリア経営企画 編集部】

事業を考える時に必要な3つの視点

事業を考える時、「勝てるか」「儲かるか」「できるか」の3つの視点を持つことが必要です。

まず1つ目の「勝てるか」とは、商品やサービスに優位特性があり競合ではなく自社が選ばれる理由の検証をすることです。次に2つ目の「儲かるか」とは、財務的な成長性・収益性や安定性の検証することです。そして最後3つ目の「できるか」とは、「勝てるか」「儲かるか」という仮説を検証することです。

商品やサービスの寿命が短くなり、ニーズが多様化した現代では、仮説検証のサイクルを回しながら事業を進化させることが必要になります。この仮説検証サイクルをまわすのが「できる」力であり、これが本当の強みと言えます。

仮説検証サイクル

本当の強みである、仮説検証サイクルをまわす「できる」力は次の3つのステップで高めていきます。

 ・新しい『お題(仮説)』を設定してチャレンジすること
 ・成果を計測し、仕組みとして回すこと
 ・仕組みの精度を高め、回すスピードを早めること

マネジメントンコンサルティングをしていると成功イメージを描けていないひとは「行動管理」に終始して成果を出せません。「成果管理」をして物事を実現するには、やはり絵を描く力が出発点として大事になります。その力は仮説検証のサイクルを回し、多くの情報をインプットすることで磨かれます。

いくら綿密な事業計画を考えても、実際に行動してみないと分からないことがたくさんあります。計画時には考えもしなかったような問題が出てくることがあります。このギャップを修正していくのが、仮説検証サイクルです。そしてここに本当の強みがあると安澤さんは指摘している様です。
【ビズテリア編集部】
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