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なぜ、あのガムの包み紙は大きいのか( 山下 淳一郎 著)

 

2014/10/24
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誤解されているマネジメントの意味

マネジメントという言葉の意味を知っていますか?普段、仕事の中でよく使ったり、聞いたりしている馴染みのある言葉ですが、正確にはどんな意味があるでしょうか。

英語表記ではManagement,Manage,Managerとなりますが、辞書で調べると、管理、統率、経営などの意味があることが分かります。

このことから想像すると、マネジメントとは、

仕事をきっちり管理すること、
正しく間違いなく進めること、
コントロールすること、

のようなものと考えることができるでしょう。

しかし、マネジメントの本当の意味は別にあると主張する人がいます。

今回紹介する書籍「なぜ、あのガムの包み紙は大きいのか」の著者、山下淳一郎さんです。

一人ひとりを幸せにする

山下さんは、マネジメントの本当の意味は、「一人ひとりを幸せにすること」だとしています。それは「マネジメント」の生みの親である、あのピーター・ドラッガーが語っている事だそうです。

「幸せ」という言葉を聞くと、何かビジネスとは相いれないもののように感じてしまいます。

「幸せ」について考える暇があるなら、それよりも、

計画を作り、
スケジュールを立て、
仕事をメンバーに割り振り、
ノルマを決めて、
進捗を管理する。

こんな感じで、仕事をどんどん進めるべきと考える人も多いでしょう。

組織マネジメントにおける新たな視点

しかし、よくよく考えると、このようなアプローチには1つ欠けている視点があることに気づきます。それは、そこで働いているメンバーはモノではなく、感情や想い、あるいは夢を持った「人」であるということです。

組織をそういった血の通った「人」の集合体と考えると、組織のマネジメントにおいて一人ひとりの「幸せ」を考える必要があるというのは説得力があります。

現在、公開中の特集「人を活かす経営」においても、夢や想いと言った、人の内面に着目することの重要性が触れられています。

山下さんの言う、一人ひとりを幸せにするマネジメントとは具体的にどんなことなのか。「なぜ、あのガムの包み紙は大きいのか」は組織マネジメントを全く違った視点で見ることのできる一冊です。

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