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個人の能力をできるだけ多く発揮できる仕組みを作る

専門家に聞く「社員の本当の価値を知るには」

代表 田原中男

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各社員がどのくらいの能力を持っているかを知ることは、経営上、とても重要なテーマですが、正確に把握出来ているケースが少ないことも事実です。

「あいつはデキル!」「彼はまだまだだ」などと感覚的な評価のみの場合も多いでしょう。各社員の本当の価値を知ることで、経営力をさらに高めることが出来るのではないでしょうか。

そこで、社員の本当の価値を知る方法について、専門家の方々に聞いてみました。
今回は、BMDリサーチ 代表の田原中男さんの回答をご紹介します。
【ビズテリア経営企画 編集部】

評価に関する本人と会社との間の乖離

社員の価値を測るというのは難しいですが、知識・経験・判断力・決断力・先見性というような能力の総合したものと考えられ、それらの能力を最大限に発揮できた時が実力あるいは本当の価値と言えるのではないでしょうか。

しかし、本人から見て各種能力を最大限に発揮した時または発揮できる機会と、会社から見て能力を最大限に発揮してもらえたと評価することとの間には乖離があると考えられます。

会社からの評価

つまり、会社から見ると求められる業務を確実に期限内にかつ効率的に遂行してもらうことが必要になりますので一般的に言って各個人の持つ能力を100%使い切らないことがほとんどです。

なぜならば、もし必要業務遂行に必要な能力が個人の持つ能力より大きければ、別の見方をすれば100%以上の能力を要求するならば、業務遂行に支障をきたす可能性があります。

本人の評価

一方、個人から見ると自己の持つ能力を100%発揮したいわけで、求められる業務がその条件を満たすことは稀です。このように両者の間に乖離が存在するので本当の価値を測ることは難しいのです。

近年、大きな組織に属さない、あるいは個人でベンチャーを立ち上げるというのは自己実現、自己の能力を100%発揮したいと考える人たちが増加していることの表れとも言えます。

能力を発揮できる仕組み

テーマに戻って考えると本当の価値を知るには個人の能力をできるだけ多く発揮できるような仕組みを作ることによって知ることができるのではないでしょうか。

このことは大企業ではよほど組織の自由度を高め、管理者・経営者の評価能力を高める必要がありますし、小規模企業においては成否の確率が低くなるという意味でリスクを負わなくてはなりません。

重要なことは組織内で各個人に対し、具体的な目標設定に向けて合意を取るプロセスを確立できるかということになります。

結局のところ本当の価値はわからないのかもしれませんし、エジソン、アインシュタインから始まってアップルのジョブスに至るまで学校での成績は低くても大成していることによっても評価の難しさがわかります。

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