iPhone6の発売が注目されています。これまでの機種よりもディスプレイが大きく、また、さらに薄幅になったことも特徴的ですが、それ以外にも、ディスプレイの解像度、カメラ、ワイヤレス接続、セキュリティ、iOSなど、様々な点に改良が加えられています。
今回のiPhone6に限らず、スマートフォンは既にビジネスシーンの様々な場面で活用されています。今後、業務の中で、どのような活用のされ方が考えられるのか。専門家の方々に聞きました。
今回は、福島マネジメントコンサルタントの福島丞さんからの回答をご紹介します。
【ビズテリア経営企画 編集部】
まずコンサルタント業界でいわれるトップ・コンサルタントとは、
書店で売られている1500~2000円程度の知識の売り物や、インターネット情報や、マスメディア情報のみでなく、クライアントに役立ってなんぼの地頭力(捻りのきいた 独自の経験力からでた知恵)で「役立ちに比例した報酬として、年収1千万円以上の人」とされてきた。
業務革新にしても、グローバル経営にしてもクライアントのバブル崩壊前と、安倍政権下では巾、深さ、複雑さが10倍も違う。その環境下で1千万円以上の年収が稼げる人のこと。
iphone6の登場が意味するもの
ハードな性能はいうまでもなく、大衆に広まったネット機器の通信機能の飛躍的拡大。それが若者中心に機器の操作性と肌感覚の知覚認識、機器の構造・機能を知る必要もなく、大衆の購買態度・ライフスタイルにも直結した。それはコンサル
タントからみれば、社会的あるいは心的現象であって、その現象を知恵・創造・冨の生産にどうつなぐかがコンサルタントの仕事。このことの意味が一層重要になった。
ICTの[c]を、コミュニケーション・コンセブト・コンテンツの3つの発展で捉える理由
コミュニケーションは、一般的、大衆的、社会現象ととらえる考え方で、コンセプト とコンテンツも加えての発想は、大衆からみればマイノリティであっても、次世代で突破の生産的思考の1つと考えられるとおもう。
テリア(集まり)という概念にも、ポータルサイトという概念にも共鳴
私はテリアという概念を、自己同一性(自己アイデンティティの起源的言葉)をもった[群]とか[族]あるいはプロジェクトで心を一つにする[クルー(乗組員)]。これこそ、 これからの知恵創造と冨の生産的のコア単位集団と考える。
そうなるとレンタルサーバーが必要になる
NPOにせよ、一般社団法人にせよ、例えば同じ建て屋で活動もスペースもシェアし、 webもメールアドレスも別活動体のプロジェクト運営をする。法人全体としての決算と、 プロジェクト単位の決算もできるようにする。そして同居する様々な[群]のプロジェクトが交流し、3っの[C]を運営する、プロデュースするための専門家(例えば弁護士・司法書士、税理士、ファンドプランナーなど)との実務的連携も必要になってくる。そんな夢も夢でなくなるときを期待している。
そのために電子黒板は有効なツール
電子黒板とタブレット端末を連携させる仕組みは各メーカーが様々なソリューションを発表しています。会議などにおいて発表者が電子黒板書きこんだ内容がリアルタイムに参加者の手元にあるタブレット端末で共有され、また、ある参加者からのフィードバックもに参加者全員に共有されるようなコラボレーションをすることができます。
これと同じことを今後は大型化したスマートフォンでも行えるでしょう。これまで「電話・メールはスマートフォンで、会議への参加はタブレット端末で」などと2つを使い分けていた人も、今後はスマートフォン1つに集約できるかもしれません。
電子黒板とスマートフォンとの連携の可能性はそれだけではありません。複数の拠点にまたがって1つの会議を行い、物理的に離れたところにいる参加者同士が、意見を交換・共有することもできるでしょう。
例えば2つの離れた拠点(場所A,場所B)での会議を考えると、次の様なコラボレーションが実現できるでしょう。
場所A
■1,2枚の電子黒板を並べてプロジェクト単位で討議している。
■チャート、メッセージなどをカラーマーカーで黒板に手書き。
■電子黒板の情報+討議の模様をスマートフォンを使って場所Bに送信する。
場所B
■場所Aと同様、同プロジェクトメンバーが討議している。
そこにAから送られてきた情報が電子黒板に表示される。
■場所Bのメンバーによる電子黒板情報が手書きで修正できる。
■場所Aへの返信情報は、場所Aの機器に即修正表示される。場所Bの討議音声、
模様もスマートフォンに映し出される。
豊かなICTに向かって
これだけ世界の価値観、政治、宗教、科学、が各範疇で精緻化、縦割り化すると、様々な集団で統合=ガバナンスが叫ばれる。経営コンサルタントの役割は、ロジカル・ シンキンキングによるさまざまな難題の「問題解決の実践」である。なんでも具体的が よしとした過去の習慣は、もう世界では通用しない。抽象化工程で、アイデアのキャパ と深さは拡大し、その後ブレークダウンするシンキングスタイルは、新しい発見と、人 間の創造性を育む。その意味で「電子黒板は眠っていたアナログのもつ豊かさおも甦らせる」と考えた次第。
(注) お断りと、お願い
後段に編集の方より私を紹介していただいているwebアドレス「FMC福島マネジメント コンサルタント」の内容は、大手経営コンサルタント会社を定年退職後、ずぐに自営を 立ち上げたときのもので、それなりの抽象化工程を取り込んだロジカルシンキングはやっていたものの、なにぶんバブル崩壊の残像は消えず、悪しき尾を引いたものになっ いますので、その分値引いてご覧ください。
その後の私は、悩み、苦悶しました。その後は、私のペンデイング事項(関心ごと)を、2009年4月から足かけ6年、エッセイ風ブログ「哲学から演歌まで」を現在も発信しています。検索キーは、ブログ・タイトルの他「哲学が演歌」「哲学から」もあります。「福島丞」単体もあります。
これらについて皆さんよりご批判、ご意見を是非お願いいたします。厳しいご批判もこれからの私の糧とすることをお約束しますので─────
iPhone6の登場は、iPadとの境界が今後ますます曖昧なることを予期させます。電子黒板との連携などのような新しいスタイルのコラボレーションが増えて、知の創造やイノベーションが加速することを期待します。
【ビズテリア編集部】