<TPP>重要5項目に非課税枠 輸入拡大の譲歩、政府検討
2013/11/19
年内妥結にむけたTPP交渉で、政府が妥協案の検討に入った様子です。
これまで政府は、重要5項目のうち、
影響が比較的少ないと思われる一部の品目について
自由化する線で交渉を進めようとしてきました。
しかし、アメリカを始めTPP参加国からは、
あくまで全品目の完全撤廃を強く要求されている模様です。
そこで今回、政府は全品目の自由化はするものの、
コメなど影響の大きいと思われる品目については一定量のみに非課税枠を適用する譲歩案を検討しています。
この案だと、全品目の自由化という建前は保たれつつ、輸入量も拡大します。
そしてコメや小麦などの一部品目では入ってくる輸入品は一定量に限られることで、
聖域を守ったというポーズとれる。
政府関係者はこのように考えている様です。
各国の思惑が交差する中、TPPの交渉は年末に向けて大詰めを迎えます。