2013/11/10
「営業の神様 ジョー・ジラード」には彼の提唱する13のルールが書かれています。
そのルールに従って彼はギネスブックにも登録された世界一の営業マンになったそうです。
その13のルールの中には、ジョー・ジラードの精神力がどこから来るのかについて書かれている部分があります。
売り続ける精神力、
成績を上げ続ける精神力、
売上を伸ばし続ける精神力、
営業は理屈だけでは不十分です。
それをやり遂げる、やり続けるための精神力が必要となります。
ジョー・ジラードが営業トップで居続けられた精神力とはいったい何だったのでしょうか?
営業でよく使われる言葉に
モチベーションという言葉があります。
高いモチベーションがあれば
営業し続けられるということです。
モチベーションの代表例は報酬でしょう。
良い営業成績をおさめれば、その分だけ高い報酬を得ることができる。
これが営業担当者のモチベーションとなって、営業活動が行われる。
しかし、ジョー・ジラードはこのモチベーション論を否定します。
「モチベーションとは外から与えられるものだから」というのが理由だそうです。
その代わりにジョー・ジラードが大事にしたものは、
「ポジティブな姿勢」
でした。
つまり、何でも前向きに考えること。
一見、当たり前のようなことの気がします。
しかし、ジョー・ジラードがここで言いたかったことは、
単なるものの見方ではなく、
エネルギーの向きのようなことなのではと思います。
つまり、モチベーション論では、
外から与えられることで人が動くとしていますが、
ジョー・ジラードが言う
「ポジティブな姿勢」では、
内側から外に向むかうエネルギーが必要と言っています。
言い方を変えれば、
外からコントロールされるのではなく、
自分自身がコントロールを行うのうだという強い意志です。
見せかけの「ポジティブな姿勢」では不十分です。
真の「ポジティブな姿勢」は逆境のときにこそ現れるでしょう。
不景気や天候不順、不測の事態の発生など、
外的要因によって販売が困難であることが予想されるときこそ、
「それでも自分は売れる」
「自分なら売上を上げられる」
という強い意志を持てるかどうか。
このことをジョー・ジラードは言いたかったのだと思います。
大逆風が吹き荒れる様な経営環境でも、
明るい未来を想像し、
不屈の意志で営業に邁進する姿勢。
営業の神様 ジョー・ジラードの営業力の源泉は
このような「ポジティブな姿勢」にあるようです。
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