イノベーションを説明するU理論(C オットー シャーマー)
2013/12/26
イノベーションはどうやって生まれるのでしょうか。
画期的な商品、斬新なデザイン、最先端のテクノロジーなどなど。
私たちの生きている社会は、かつてないほどの大きなチャレンジに直面しています。
少子・高齢化や人口爆発
成熟社会と新興国の台頭
巨額な財政赤字と社会保障
地球温暖化
生態系の破壊
戦争・テロ
・・・
これらの解決にイノベーションが必要とされています。
しかし、そのイノベーションはどのように生み出すものでしょうか。
そのヒントとなるものに、U理論があります。
マサチューセッツ工科大学 C・オットー・シャーマー博士が提唱している理論です。
すでに様々な企業のビジネスや政府のプロジェクトなどで実践されています。
U理論の特徴は、人の意識に着目している点です。
現象や問題・課題、業務といった目に見えることに着目するのではなく、
人の意識がどのように変化したかを見ている点でユニークな理論です。
画期的な商品が形となって現れるのは、
まず、その組織のリーダーやメンバーの意識が
新しいものに変革している必要があります。
その変遷を1つのフレームワークとして
体系的に説明しようとしている理論の様です。
イノベーションというこれまで捉えどころのなかったものに、
共通の言語を与えたとも言えるでしょう。
これから日本でも注目されていくかも知れません。
人と組織の問題を劇的に解決するU理論入門
U理論――過去や偏見にとらわれず、本当に必要な「変化」を生み出す技術