株式会社シェイク
Nature Unit, Unit長 田中 大裕
他社に真似できない技術、サービス、ノウハウなどの核となる能力のことをコアコンピタンスと呼びますが、 自社の強みとは、このコアコンピタンスを指しています。
自社のコアコンピタンスを認識する為には、以下の論点が必要でしょう。
(1)顧客は、何故自社を選ぶのでしょうか?
(2)顧客は、自社に「何を求め、何を望んでいる」のでしょうか?
(3)自社が顧客に提供しているモノは何でしょうか?
これらについて、社内で議論してみて下さい。その議論の中から自社のコンピタンスについての仮説が見えてくるでしょう。
しかし、これだけでは十分ではありません。
社内で議論するだけでなく、同時に信頼関係のある顧客へ「自社の強みは何か」ということを率直にお尋ねしてみると良いかと思います。そして、社内での仮説と、顧客の認識との間に大きな齟齬がある場合は経営理念に方向性を合わせるようにしていくと良いのではないでしょうか。
「お客様は自社のことをこのように思っているに違いない」と想像しても、実際に聞いてみると、全く違っていることはよくありそうです。顧客との認識の差を知ることが「強み」を知る上で重要な要素かも知れません。