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コダマ・モチベーション・コンサルティング

自社の仮説と顧客の認識の違いを知る - 自社の強みを知るには

コアコンピタンスの認識

代表取締役 田村 毅

共創スクエア
事業計画や経営戦略を考える際に、「自社の強みを活かして」ということがよく言われています。しかし、「御社の強みは?」と改めて聞かれると、明確に答えられない経営者は意外と多いのではないでしょうか。また、同じ質問を従業員にすると、人によって答えがバラバラということもよくあります。

「自社の本当の強み、競争力の源泉となっているものが何なのか」
「それを知るためには、どのようなことが必要なのか」
各専門の方々に伺いました。

今回は、株式会社 コダマ・モチベーション・コンサルティング 代表取締役の田村毅さんからの回答をご紹介します。
【ビズテリア経営企画 編集部】

コアコンピタンスをどのように認識するか

他社に真似できない技術、サービス、ノウハウなどの核となる能力のことをコアコンピタンスと呼びますが、 自社の強みとは、このコアコンピタンスを指しています。

自社のコアコンピタンスを認識する為には、以下の論点が必要でしょう。

(1)顧客は、何故自社を選ぶのでしょうか?
(2)顧客は、自社に「何を求め、何を望んでいる」のでしょうか?
(3)自社が顧客に提供しているモノは何でしょうか?

これらについて、社内で議論してみて下さい。その議論の中から自社のコンピタンスについての仮説が見えてくるでしょう。

自社の仮説と顧客の認識の違いを知る

しかし、これだけでは十分ではありません。

社内で議論するだけでなく、同時に信頼関係のある顧客へ「自社の強みは何か」ということを率直にお尋ねしてみると良いかと思います。そして、社内での仮説と、顧客の認識との間に大きな齟齬がある場合は経営理念に方向性を合わせるようにしていくと良いのではないでしょうか。

「お客様は自社のことをこのように思っているに違いない」と想像しても、実際に聞いてみると、全く違っていることはよくありそうです。顧客との認識の差を知ることが「強み」を知る上で重要な要素かも知れません。

【ビズテリア編集部】
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