2013/11/02
HTML5とはウェブ上のサービスを規定している仕様の1つです。
普段私達がウェブブラウザで見ているコンテンツの多くは、
HTML(Hyper Text Markup Language)という仕様に沿って書かれていますが、
その仕様の最新版がHTML5になります。
「HTML5で描く未来」(西村卓也 著)は、HTML5を単なるHTMLの最新仕様として捉えているのではなく、
社会全体がそれによって大きく変容する可能性を示唆している本です。
HTMLという言葉はIT用語ですので、IT技術者向けの書籍かと思いきや、必ずしもそうではありません。
HTMLを中心にITに関する技術用語を説明しつつも、技術的内容に留まらず、
HTML5が普及することで、世の中がどのように変化するか、
またその変化の与える意味は何か、などについても分かり易く書かれています。
新しい技術の登場が、社会を変えた事例は、歴史を振り返ればたくさんあります。
印刷技術、蒸気機関車、最近ではインターネットなどなど。
HTML5も、もしかすると、そのような大きなインパクトを与えるものになるかもしれません。
「売れる」ことについても同じです。
これからの営業、マーケティングを考える上でも、参考になる一冊だと思います。