共創スクエア

株式会社レバレッジラボ-研究所

「労働生産性」の低さから見る、次世代型「業務改革」のあり方

 

代表取締役 山口貴光

共創スクエア

「日本人の労働生産性は低い」こんな言葉を聞いたことはありませんか?

34ヵ国で構成されるOECD(経済協力開発機構)加盟国の2013年の労働生産性を見ると、日本の労働生産性はOECD加盟国34ヵ国中第21位。先進国では19年連続の最下位。

この数字を見るといかに日本のホワイトカラーの働き方に問題があるかが伺えます。日本の生産性の動向2015年 参照

特に小売、サービス業に関してはその中でも群を抜いて低いわけです。

私が専門としているアパレル業界も例外なく当てはまっています。

そして、ここからが本題です。

1.なぜ「生産性が低いのか?」

一言で表現すると仕事に対する「創意工夫」が少なすぎるというのが私の実感。

マーケティング的視点から考えると「目標」があってその目標を達成する為に「手段」があるわけです。

手段は無限にあります。そのベストプラクティスを探し実践する事が労働生産性に結びつきます。

この「手段」について徹底的な議論をするケースってありますか?

「結果」はプロセスの延長です。

大事なのは明確なビジョンに対する最適な「手段」

そしてそれを共通認識して実践する「行動指針」の必要性にあります。

又、日本企業の悪しき慣習として労働の総量を評価の対象とするケースが実に多い。

やる事が多いから日々残業。皆忙しくしている割には効果が出ない。

時間がないから新しい仕事ができない。任せられない。

日々当たり前に行っているルーティーン作業。

果たしてそれらの仕事が成果と直結している仕事なのでしょうか?

2.課題は何か?

業界基準や前年踏襲から抜けられない収支計画。

いつまでも変わらない変動費、固定費の考え方。

経営陣が売上・利益といった結果を基準に無意味な会議を繰り返す。

打開策は終始、画一的になり商品も戦略も同質化。

こんなスパイラルを繰り返している企業はまだまだ実に多い。

私自身アパレル大手4社を経験した中でも例外なく当てはまる事実です。

そして「課題の本質」は、それらを理解し導線を創る「プロデュース型人材」がいないこと。

変化激しい時代においてますます求められるリーダー像です。

疲弊している現場の救世主となっていただきたいものです・・・。

しかしこれらの人材はいきなり現れたりはしません。

そんな人材の重要性を理解し自ら変革させようとする経営者の下、生み出される人材です。

結論は「経営者の意識や資質」これこそが全てです。

3.今後の改善するべき点、予測される働き方の変化

著書『Average Is Over』(訳:標準は終わりだ)で、私たちは仕事に対する考え方を見直すべきで、急激なテクノロジーの変化が起きつつある中、キャリアについて再考すべきであると説いています。

「日本人の生産性が低い」要因をグローバルな視点で見ると、デジタル化の分野で大きく欧米諸国に差をつけられていることが大きな要因となっています。

「少子化で労働力が不足する。だから移民政策が必要だ・・・。」などと労働力不足を懸念する議論がされています。

しかし実際にはそれらの仕事を機械が代替する時代の方が脅威です。

4.近い将来、10人中、9人は今とは違う仕事をしているだろう

グーグル創業者である「ラリーページ」は言っています。

「人口知能の急激な発達により、現在日常で行われている仕事のほとんどをロボットが代替するというもので、近い将来、10人中9人は今とは違う仕事をしているだろうと。」

今後企業が求める人材は「デジタルを使いこなす人」でもあるわけです。変化が激しいビジネス社会では、スピード感がより重要視されます。

人より「2倍の時間」をかけて仕事をする人よりも「2倍速」で質を高く仕事をする人のほうが、求められる人材であるのは言うまでもありません。

2倍速で1日の仕事を終わらせた分、残りの時間は自己投資に使う。

こんなブラッシュアップ型の働き方が出来る人は仕事もプライベートも充実させる術を知っています。

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