2014/04/02
日銀が「企業の物価見通し」という新しい経済指標を公表しました。
これは、企業が1年後、3年後、5年後それぞれにおいて、
物価が現在の水準から、どの程度上昇しているか、あるいは下落しているかを統計値として表したものです。
現場の経営者が肌で実感する物価の上昇期待を知る手がかりになりそうな数値です。
今回の発表では、企業は1年後の物価を1.5%の上昇と回答しています。
これは、日銀が目指している物価安定目標の2%を下回る数値です。
現状では現場の経営者は日銀よりも物価上昇について、厳しい見方をしていることが分かります。
この現状を踏まえて、日銀が追加の金融緩和を行うのかどうかが注目されるところです。