1万円起業(本田直之)で知る「片手間ビジネス」のすすめ
2013/11/18
片手間で始めたことがビジネスとなり成功する人が、実は世の中にたくさんいるそうです。
要するに、「試しにやってみたら、お金になった、そして成功した」ということが、たくさんあるそうです。
「1万円起業 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法」(クリス・ギレボー著、本田直之 訳)では、
少ない金額で起業して、成功した事例をまとめて紹介しています。
興味深いのは、起業のやり方です。
これまでの、いわゆる「起業本」では、
事業計画やビジネスプランをしっかり作ることを勧めたり、
または、起業に対する熱い想い、強い気持ちなどを持つことを説いたりすることが多いと思います。
そこで言いたいことは、
起業とは全身全霊を傾けて、真剣勝負で取り組むこと、
生半可な取り組みではダメ
というものでしょう。
しかし、この「1万円起業 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法」(クリス・ギレボー著、本田直之 訳)では、
それとは考えが180度ちがいます。
これまでの起業論はナンセンスとまで言っているようです。
起業にあたって、
貯金はいらない、
会社をやめなくてもいい、
主婦でもできる、
年齢も問わない、
資格もいらない、
人脈もいらない、
これだけ見ると、何かあやしいビジネスを勧めているようですが、
そうではありません。
この本では「ビジネスの種は意外なところにある」と言っているようです。
また、
「ビジネスの種はどこにでもある」とも言っています。
この本には、軽い気持ちで始めたことがきっかけでビジネスになった例がたくさん書いてありますが、必ず成功するというマニュアル本ではありません。
起業についての固定観念を打ち砕いてくれる本であることは間違いないと思います。
このことは、起業だけにあてはまることではないでしょう。
会社の中で新規事業を考える際にも、重要な示唆を与えてくれる内容だと思います。
考えに考えた新規事業より、
パッと思いついたアイディアをとりあえずやってみた、という感じの事業の方が、うまく行く場合が意外とある
ということかもしれません。