商品・サービスの認知度を上げる方法の1つに、パブリシティというものがあります。
パブリシティとは、英語表記ではpublicity
その商品やサービスがpublic(公)になっているity(状態)というのが、
直接的な意味だと思われます。
つまり、テレビや新聞、雑誌など、メディアに取り上げられることによって、
自社の商品・サービスが公に知れ渡る度合いを表しています。
パブリシティが高ければ、それだけ商品が売れる可能性が高まります。
それは、広告による効果よりもはるかに高いものです。
それゆえに、企業の広報担当者やマーケティング担当者は、
何とか、自社の商品・サービスをメディアに取り上げてもらおうと、
いろいろと働きかけを行います。
しかし、当然のことながら、そんなに簡単にうまく行くことは、中々ありません。
そこで、登場するのが、PR会社です。
PR会社は、企業とメディアの橋渡しをしてくれる存在です。
PR会社は広告代理店とは違います。
広告代理店は、お金を払って広告を出すために利用する会社です。
PR会社にもお金を払いますが、必ずメディアに掲載される訳ではありません。
では、確実に掲載される広告代理店の方がいいのかというと、
必ずしもそうではありません。
もしメディアに掲載されれば、その時は広告を遥かに凌ぐ効果が期待できるからです。
しかし、PR会社とは何なのかを正しく理解している人は少ないのではないでしょうか?
世の中にPR会社はたくさんあり、どのPR会社とどのように付き合えば、
自社にとって一番いいのか、中々分かりにくい面があります。
そこで、ご紹介するのが、こちらの書籍、
「30分でわかる! 失敗しないPR会社の選び方」(竹村 徹也 著)です。
著者の竹村さんも自身でPR会社を経営されている方です。
長年、PR業界に身を置いているパブリシティのエキスパートが自ら、
PR会社との付き合い方をアドバイスしています。
この本を読むと、PR会社も全て同じではなく、いくつかのタイプに分かれることが分かります。
その中にあって、どのようにして自社にあったPR会社を選んだらいいのかについて、
参考となるポイントを知ることができます。
また、これまでPR会社とお付き合いした経験がない様な、いわゆる初心者向けに、
そもそもPR会社とは何なのかを分かり易く説明もしています。
プロを活用して、自社の商品・サービスのパブリシティを高めたいという
経営者や広報担当者・マーケティング担当者は一度読んでおいて損はない一冊です。