ヤマト運輸、佐川急便、寡占化する宅配市場で新たな戦略
2014/04/25
宅配業界が大きな岐路に差し掛かっています。
宅配市場はこれまでインターネット通販の普及にともない、
通販業者から消費者へ商品を届ける手段として、その市場が拡大してきました。
しかし、宅配が一般的なものになるにつれて、
サービスのコモディティ化が進み、単価の下落が課題となっています。
また市場の飽和も見え始めています。
このような寡占化の進む宅配業界において、
業界1位のヤマト運輸と2位の佐川急便は熾烈なシェア争いを続けています。
ヤマト運輸はつい先日も、
中国の物流大手、中国郵政集団(チャイナポスト)と提携し、
日本国内から中国全土への宅配サービスを提供する仕込みを立ち上げることをアナウンスしました。
一方、佐川急便では、
消費者が通販業者から商品を購入した際に生じる可能性のあるリコールに対応するべく、
商品の返品・回収事業に力を入れています。
このように宅配大手は、寡占化する市場の中で、新たな戦略をしかけています。