商船三井 北極海でLNG輸送の定期航路 2018年から
2014/07/09
新しい定期航路が開始されます。SankeiBizによると商船三井は9日、
ロシア北部でのLNG(液化天然ガス)を北極海を経由して日本やヨーロッパに輸送する定期航路を2018年から開始することを明らかにしました。
北極海は氷に閉ざされた海ですが、これを砕きながら進む砕氷機能を持った専用船を3台用意して、新しい輸送ルートを開設するそうです。
現在、ロシアからのLNGはスエズ運河経由で輸送されていますが、この新ルートができると、10日ほど短縮して輸送が可能になるとのことです。
日本では福島原発の事故以降、火力発電の燃料となるLNGを大量に購入しています。このことが輸入額を押し上げて、貿易赤字の要因ともなっている状況です。
今回のLNGの新輸送ルートが開設されることが、直接的に貿易赤字を解消させることにはなりませんが、LNG調達の多様化を進めて行く際には1つの検討要素となるでしょう。
ところで、北極海のように、氷の海を進んでいく輸送船はどのようなものでしょうか?
こちらに参考になる動画があります。原子力砕氷船だそうです。