最近、「ブラック企業」と言われる言葉に代表されるように、労働環境の悪化がクローズアップされるようになりました。つい先日も、「たかの友梨ビューティクリニック」の社長の発言が問題となったばかりです。しかし一方で、ギリギリのコストで経営している企業も多く、やすやすと賃上げや労働時間の短縮には応じられない現状もあります。このような経営環境の中、どのように社員のやる気やモチベーションを高めたらよいか、専門家の方々に聞きました。
【社員のやる気を劇的に高める16の方法】
今回は、日本心理教育コンサルティング 代表の櫻井勝彦さんから回答を頂きました。
【ビズテリア経営企画 編集部】
皆様は、給料はいいけれど雰囲気が悪くて、いつも上司から叱責を受ける職場と、給料はそれほど良くないけれど、雰囲気が良く、上司が自分を認めてくれる職場、どちらの職場の方が、ご自分が活き活きと出来て、仕事への「やる気」が高まると思いますでしょうか?。
社員がやる気をもって仕事に取り組む時、それは給料という「物理的報酬」が充分な時だけではなく、実はそれ以上に、認めてもらえる、誉めてもらえるといった「心理的報酬」が充分に与えられた時なのです。
給与やボーナスと言った「物理的報酬」を引き上げることは会社の経営状況でおのずと限界があります。しかし櫻井さんの言う「心理的報酬」は考えようによっては無限大まで引き上げることができるかもしれません。具体的にこの「心理的報酬」をどう実現するか、どう高めるかが社員のやる気を高める鍵となりそうです。
【ビズテリア編集部】