業界用語と平均的語彙のボキャブラリーを高める - 英語学習で知っておくべき、3つのステップ(第2回)
ビジネスリーダーの英語力を高めるには
ビジネスシーンの様々な場面で英語を使うことが増えてきました。今後、ビジネス・リーダーはどようにして英語力を身につけるべきかをご紹介しています。今回はその2回目です。
職場特有の表現(業界用語)から学ぶ
ビジネスで勝負を左右するのは、その職場で特有の語句や決まり文句を知っているかどうかです。それは業界用語であったり専門用語であったり、あるいはその業務において最も基本的な用語であったりします。これらのボキャブラリーを知らないと、その業務において重要なメッセージが相手に伝わらないという問題が起きやすくなります。
ビジネス・リーダーは、その職場の特有の表現が何であるかを把握しておく必要があります。そして、英語を学習しているメンバーに対して適切なタイミングでそれを伝えなくてはなりません。例えば、新入社員や人事異動で入ってきたスタッフなどは、最初に必要なボキャブラリーを伝えておくべきです。
「組み合わせ」で語彙力をアップ、TOEIC 700点を目指す
このように、その職場で必要な表現を知るのと同時進行で重要なのが、平均的な語彙力を身につけることです。まずは目標として、TOEIC 700点あたりを目指すのが良いでしょう。
語彙を覚える際に、中高生の英語学習で見られるような「力技」で丸暗記するやり方がありますが、これは必ずしも効果的とは言えません。お勧めしたいのは、教材が容易に入手可能な範囲内で下記の方法を組み合わせる事です。
a) 関連する語句をまとめて覚える(できればビジュアルで)
b) 語源を使って語彙を増やす
c) 耳から覚える
教材としては、英単語の本で語源に関する説明を含み且つCD付きのものなどは購入に値するものが多いですが、同時に業界用語については社内(特に海外部門)で作成しているプロモーションDVDや、ライバル会社の英語版のホームページなども、お金のかからない良い教材になりえます。
このようにして、語彙力を増やして行くことによって、英語力は着実に向上して行くでしょう。