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松下幸之助の「道をひらく」から学ぶ経営ビジョン

2013/11/09
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「自分には自分に与えられた道がある」
これはパナソニックを一代で築き上げた創設者、松下幸之助が自著「道をひらく」で言っている言葉です。

私たちは日常、
自分にあったスタイル
自分が欲しいもの、
自分のためになること、
など自分本位で物事を判断しようとしています。

会社の経営でも、
このブログのテーマである「売れる」でも、
ある意味、自分本位の業績や売上を追及しています。

しかし、そのような行動について、
そもそも、なぜそうするのか、と突き詰めると、
自分の生き方や人生観、
会社であれば、会社の存在理由などにぶち当たるはずです。

松下幸之助の「自分には自分に与えられた道がある」は
そのような、自分の人生、自分の会社の究極の目的を考えたときに
出てきた答えの様な気がします。

ここで、普段よくありそうな光景を考えてみます。

営業活動で、「今月は前年同月比20%アップを目指したい」とします。
そうすると、そのための販促活動をどうするかという課題が出てきます。

その販促活動を突き詰めて考えると、
それはどんな営業戦略の中で行うものかということが出てきます。

そしてその営業戦略は、
どんな事業計画の中で行われるのかということが出てきます。

そしてさらには、
その事業計画はどんな経営ビジョンの中で行われるのかと。

このように、次第に、より上位の概念に遡って行くはずです。

しかし通常、忙しい私たちは、どこまでも上位の概念に遡る様なことはしません。

どこかで折り合いを付けて、
「とりあえず、営業戦略はこのように決まっているから、これを前提条件として
とるべき販促活動を考えてみよう」
というような結論に落ち着くと思います。

しかし、よくよく考えてみると、
どんな会社の活動も、上位概念に遡れば、
「この会社はなんのために存在するのか」といような経営ビジョンにぶち当たるはずです。

その時に、多くの場合、
より多くの売上を上げたい、
より多くのお客様に商品を届けたい、
社会に貢献したい
のような経営者の想いやこだわりが見えてくるはずです。

これらの共通していることは、
自分本位ということ。

松下幸之助の言う「与えられた道」とは異なるものです。

松下幸之助に限らず、過去の偉大な経営者や政治家、宗教家など、
歴史に名を残すような人たちに多く見られるのは、

自分の想いや欲望で取り組んでいるというよりも、
それが、
自分の宿命である、
自分に与えられたものである
という自己を超えた存在を意識したメッセージを打ち出していることです。

私たちは松下幸之助と同じような生き方をすることは難しいかもしれません。

しかし、経営ビジョンなり、組織のおおもとになるコンセプトを考える際には、
自分本位の想いとは別に、
それが「与えられた道」なのかどうかという視点を入れてみたいものです。


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