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不合理 誰もがまぬがれない思考の罠100(スチュアート・サザーランド)

2013/11/25
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私たちは自分が愚かな判断などしていないと考えています。
むしろ、いつも正しい判断をしていると思っています。

物事を
論理的に、
客観的に、
時には科学的なデータに基づき、
そして冷静に、落ち着いて
判断していると思っています。

しかし、その判断は、実はあてにならないものかも知れません。

「不合理 誰もがまぬがれない思考の罠100」(スチュアート・サザーランド 著)では、
私たちがいつも正しいと思っている判断も、実は間違っていることがよくあると指摘しています。

それは、正しい判断をしようとしても、
いつのまにか事実誤認をしたり、
判断ミスをしてしまうのです。

私たちの日常には、こんなことがよくあります。

綺麗な女性を見ると、外見だけでなく、考え方、教養、性格も素敵だと思ってしまう。
割の合わない商品をつい買ってしまう。
大切なものをなくしたと時、いつも同じ場所を探してしまう。
面白くな番組を分かっていても、つい最後まで見てしまう。

これらのことは、「たまたまそうなった」と考える人がいるかも知れません。
しかし、この「不合理 誰もがまぬがれない思考の罠100」では、
私たちの判断ミスは、生まれつき脳の仕組みとして備わっているものとしています。

このことには、重要な示唆があります。
この脳の仕組みを理解して、それを逆手にとって行動できるのでは、ということです。

どんなに優れたリーダーでも、
どんなに敏腕経営者でも、
生まれながらの脳の仕組みとして、間違うことがあるのであれば、
そのことを前提としたリスクマネジメントのやり方があるということです。

人が商品やサービスを購入するときも、
最適な判断をして購入している訳ではないのであれば、
いかに、判断ミスをさせるか、という視点からのブランド戦略もあり得ます。
(もちろん、詐欺などの違法行為は論外ですが)

このように、「売れる」を考える上でも、
私たちの「あてにならない脳」を知ることは重要なことの様です。



不合理 誰もがまぬがれない思考の罠100


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