2013/11/13
経済産業省 資源エネルギー庁はこのほど、ガスシステム改革小委員会を開催しました。
電力の自由化についての議論が進んでいますが、
同じようにガス業界の自由化も有識者会議を開催して議論しようということです。
3.11以降、福島第一原子力発電所の問題から端を発し、
エネルギー供給のあり方が各所で検討されていますが、
ガス事業についても、国内の重要なエネルギーの1つとして
そのあり方に注目が集まっています。
今回の議論の目的はまず、
国民がガスをより安く利用できるためにはどうすればいいのかという論点、(ガスの低廉性)があります。
また、電力と同じようにガスでも構造改革が必要という論点もあります。
具体的には次の様な内容です。
・ 小売全面自由化
・ ネットワークへのオープンアクセス
・ ネットワーク利用の中立性
・ エネルギーサービスの相互参入
電力と同様、ガス事業もまだ国際競争力があると言える分野ではありません。
今回の議論などが進んで、世界に打って出てる分野がまた増えることが期待されますが、
一方で、電力とは違いガスには中小の事業会社が多く存在します。
参入企業が増えすぎて過当競争が起きない様、
どのようなバランスをとるかが検討課題となりそうです。