話す力より聴く力が先 - 英語学習で知っておくべき、3つのステップ(第1回)
ビジネスリーダーの英語力を高めるには
もはや国内でも必要になる英語力
グローバル化がますます進んでいる昨今のビジネスシーンにおいて、必要不可欠と言われるのが英語力です。
かつては海外に駐在でもしなければ必要のなかった英語でのコミュニケーションが、普段の社内会議でも英語でのプレゼンテーションを求められるケースも珍しくなくなりました。
このようなグローバリゼーションの中で、これからのビジネスリーダーはどうやって英語力を高めたらよいのでしょうか
ここでは3回にわたって、ビジネスリーダーの英語学習方法のポイントをお伝えしたいと思います。
英語学習の基本ステップを知る
まずは、改めて英語学習の基本的なステップをお伝えしましょう。
学習する個人の目的・経験・適正・環境などで、具体的な学習方法は異なりますが、ほとんどの場合、英語学習は次の様な流れで進めます。
ステップ1.英語の総合力を客観的に分析する
ステップ2.読む力・聴く力(インプット)を強化する
ステップ3.話す力・書く力(アウトプット)を強化する
ここで重要なポイントは2つあります。
1つは、最初に英語力の客観的な分析を行うということです。この分析結果によって、次のステップ以降で行う具体的な学習内容が変わってくるからです。
もう1つは、インプット(読む力・聴く力)を最初に強化して、その後で、アウトプット(話す力・書く力)を強化するという順番を守ることです。
英語でのコミュニケーションが必要となれば、すぐにでも話す訓練をしたいと考えがちですが、まずは読む力や聞く力を強化することが重要です。遠回りな学習の様に思われるかもしれませんが、このインプットの力がしっかりと身についていると、後々の英語学習の習熟度が断然変わってきます。
ここまでは、ビジネスリーダーに限らず、英語を学習する全ての人が知っておくべき基本的な流れです。
次回からはいよいよ、ビジネスリーダーとしての英語学習についてお伝えしたいと思います。