こだわりのお米　　（セオプレス１０月号より）

　新米シーズンが到来しました。
　島根県内でも平成２６年産で初の食味ランキング特Ａのランク付けをされたつや姫、県内外においてブランド米としての知名度が高い仁多米、メディア等で取り上げられ話題を集めている隠岐藻塩米など今年産はどうなのか？食卓にのぼる日が待ち遠しく感じます。

　日本のお米は国産米といっても産地が細かく分類され、それぞれの産地に米作り名人級の方がいらっしゃいます。作られる品種も様々でその全てを食べ比べるのに１年ではとても間に合いません。栽培方法も有機栽培、特別栽培など、とことんこだわって作られたお米が近年では注目度が上がっているとお聞きします。

　以前にカリフォルニア産コシヒカリを個人的な興味で購入したことがありました。安全であることを示す様々な検査結果が細かく表示されていたことが印象に残っています。昔は近所の知っている農家から何の説明も無く頂いた新米を喜んで食べていましたが、生産者の顔も分からない遠くの産地の場合は品質の証明が不可欠である事実に複雑な思いがします。今後益々競争が激化する中、消費者が知りたい情報を消費者目線でいかに丁寧に情報公開出来るかは一層重要となりそうです。

　実りの秋、まだ食べたことのない美味しいお米を探索してみるのも楽しみの一つではないでしょうか。