願いごとが叶う? (セオプレス7月号より)
2015/07/05
七夕は1年間の重要な五節句の一つですが、個人的には学童だった頃に短冊に願いごとを書いて笹の葉につるした経験がまず思い浮かべられます。
改めて「願いごとが叶う?」という興味深い疑問について調べてみたところ、
(織姫が機織りが上手なことから)習いごとの上達を願う
(短冊に字を書いて練習することで)習字の上達を願う
という2つの願いに由来して「願いごとが叶う」と言い伝えられるようになったことが分かり、そのリアリティの高さに不思議と納得と感動を覚えました。
これまで数えきれない短冊に願いが記され、その年ごとに家族や自身の成長に向けて意気込んで来た大勢の方の姿が想像できます。だからこそ、多くの人たちの知恵、努力が積み上げられ、宇宙旅行、ロボット、革新的な医療技術など当時は夢であったことが夢で無くなりつつある今に至っているのではないかとすら感じました。
さて、7月~8月は全国的に大小様々な七夕行事が行われます。身近では大東七夕祭が江戸時代から続く伝統行事として知られています。七夕の日はもともと太陰太陽暦の7月7日を指し、当時の七夕の時期は現在も伝統的七夕(※)として定められています。※2015年は8月20日(木)
七夕の夜には晴れて壮大な天の川を眺められることが今から楽しみです。