2016/01/04
Three wise monkeys
~ Hear no evil, see no evil, speak no evil. ~
木の上を飛び回るポジティブで好奇心旺盛な印象のサルが「見ざる・聞かざる・言わざる」となっているのは興味深く、その由来を調べようとネット検索したところ海外にも古くから伝わる教えであることが分かり驚かされました。
一説によると中国の儒家・孔子の論語に出てくる戒め「礼節に背くことを視てはならない、聴いてはならない、言ってはならない」をサルを使って分かりやすく伝えようとしたと考えられているようです。多種多様な情報が飛び交う現代においても深い意味があるように感じてなりません。
また、有名な日光東照宮にある、人の一生を学べるサルの木彫りに出てくる「見ざる・聞かざる・言わざる」には幼少期の教え「子供の内は悪いことを見ない、聞かない、話さない」が示されています。
一方で埼玉県秩父市の秩父神社、広島県尾道市の大山寺では「見る・聞く・言う」という三猿の反対の猿が見られるとのことです。実際に社会で成果を出している人には積極的な「見る・聞く・言う」の姿があるのではないでしょうか。礼節に背くことなく、活動的でありたいものだなと思います。