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コミュニケイション・ブレイクダウン | 大内智久(Tomohisa Ohuchi) 悦楽の館 | ビズテリア

コミュニケイション・ブレイクダウン

2013/06/22

 いじめが話題になって久しい。だけど、我々の世代ももちろんいじめがない訳じゃなかったし、汚れ遊びとか差別発言だとかむしろ日常的に蔓延してたという点ではある意味今よりひどかった部分もあるんじゃないかって思うんだが、これは個人的な意見だが小さい時にちゃんとケンカしないのがデカいんじゃないかって思う。
 昔は殴りあいになったら本能的に回りのやつらで止めるかわりに、ここまでってとこまでは言いたいことはいった。で、ガキのうちは腹立ってボカ!ってなるとおいおい落ち着けこらっていうのが周りであって、学校なら話し合いだけど、放課後の野球やサッカーなんてガキしかいないからもう翌日まで腹立って持越しでしょうがないから、小さいなりになんとかして、で、ほんとどうしようもない事態の時だけ親が相手の家行って頭下げるんだけど、やったほうも親に頭さげられるとえらい恥ずかしいし、やっぱり次はやめようってなる。
 じゃなきゃ、ある程度力関係が対等なやつ同士だけがプロレス遊びとか俺らはカンフーアクションなんかになってって、で、今考えてみて一番あほだったのは教室のオルガンを跳び箱みたいにして、飛べないやつはなんかださいって風潮が勝手にできて、何となく皆飛ぶとか、がけの柵の外高いとこ楽勝であるけるぜ、とか、尺度はてんでとんちんかんだけど、暴力じゃなくて、(不必要な?)勇気があるやつを尊敬するっていう、昇華とは言えないものの、とりあえず暴力はやめてすごい事できるやつからランク付けしてくかって流れがいつしかメインストリームになって、すげえ壁を一発で登れるとかどうでもよさげなことでとりあえずリーダーが決まってどうにかしてくとかっていうガキなりの社会の成立方法やルールブックが勝手にできたから、そんなに表だって暴れたりする必要なんてなくて、で、そういうのやめるころには部活で社交的な関係がまあその延長戦上でできるからいいし、最近の陰湿なのって考えられなかった。
 学校も大事になる前に変にこじつけ的に納得させるよりは、ケンカって結局どっちか正しいってお互い言ってほしくても、世間じゃ裁判でもしなきゃ両成敗になっちまうから、それでもいいなら口でやれ、って諭すとこまでは様子見したほうがいいんじゃないかって思う。
  自分たちでもめ事を作る、っていうのも大事なんじゃないかって思うわけです。
 もめると全部悪いかっていうと、意外なやつが心配してくれてたりとか、思いがけない形で反省することも多かったし、そういいつつ俺も至らないからがつがつやるんだけど、バンドってとりあえずコードとメロディとリズムさえわかれば、何となくでもいろんな国のいろんな価値観の人間と意見をぶつけられるし、それでて、楽器単体なら一対一のパーソナルな友人にもなれるし、ピアノとかギターって、今の時代こそ案外役にたちそうな気がしてるんだが、どうだろう?

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