我慢三昧

仕事してて驚くのだが、大の大人も今やある日突然やめる。しかも立つ鳥が汚しまくりで野となり山となり始末に追われて最近過ごし、いや、最近に限らず多すぎるのだ。嫌だからやめる、あっちの方がよさそうだからやめる…確かにそうかもしれない、だけど、やめるには段階を踏んでほしい。嫌だから遊ぶ、楽しいからライヴする…僕はこうは思われたくないから、特にミュージシャンとしてはじめて金を貰った時に、ATMに振り込まれる労働賃金より怪しいという風に思った人間としては、尚更真剣とはなにか考えながらやるなかで平気でこんな事が起きる…こうしてみると、今職場で輝くのは我慢かもしれないと思う。とにかく我慢、勿論異常な勤務時間はよくないけど、一般的なレベルでは我慢。どんな金ですら心動かない、完全な人間力。仕事をする、それに対するプライド。今まで俺がしてきたのは正にそれでもう1つは叱るのは上手くないし、年寄りに育てられたも同然だけにフレンドリーな上司より頑固な親父が好きだからかもしれないけど、今や家庭ですら我慢、辛いとか言わない。ライヴでも苦心の歌は皆無で皆が笑う事だけに心血を注ぐ…こうなるといいのが、救いは学問のみしかない事に気付く。全部をすいとるのではいけない。数学なんか丁度いい、ものをみる角度をかえる技を身につける事しかない。数学はそんな点では便利だ、答は合わなくてもいいから、ロジックについては頭を整理できる。
皆があの人が我慢してるからじゃあ私も我慢しよう、とか、段々こうなってきた。無言、最低限の会話、ここぞでフォロー。食傷状態の情報過多の中で、情報を潰して、人間がそのままあらわれてクレームにもいい訳1つなく、申し訳ありません…殆ど宗教みたいな辛さだけど、意外にこうしてると皆ああだこうだいわなくなってくる。