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大内智久 体で覚える音楽理論 ロックンロールとクラシック | 大内智久(Tomohisa Ohuchi) 悦楽の館 | ビズテリア

大内智久 体で覚える音楽理論 ロックンロールとクラシック

2013/10/08

BLACK STAR 、FAR BEYOND THE SUN・・・・
かの王者インギーマルムスティーンの有名曲であり、トリロジー組曲など山ほどある中でも、長年のハイライトナンバーでバッハ的なものと言えばこれ、ライジングフォースのファーストのトップナンバー・・・・と、バロックンロールの話をするわけじゃないですが、ロックとクラシックは非常に近い性質がある。
 1、4、5、4、1
という、ルート(調合の軸音)からの度数でこの表記をしたら、パッと
ブルース!
カントリー!
とか出てきそうですが、バッハ「インベンション」(うちの国ではブルグミュラーとかに行く人が多いのでやらないかもしれないですが)の最初のハ長調1番、の分数を割愛するとこれだけでできます。
だから、CのブギーでBかB♭の使い方しだいでは、ハーモニックマイナーなソロも併せられて、十分に美しいケーデンスになってしまうのです。(ちなみにジョンレノンのイマジンのイントロはこの音使い。)
 バッハのインベンションは僕はドイツ語は選ばなかったのですがたぶんイノベーションの原型だと思いますが、当時のクラシック(バロック)時代のスケールモードにおいて、一つの究極系というか、脅威の互換性を持った、のちのあらゆる音楽の基盤になるものの一つと言って差し支えないもので、時代的にバッハが王宮をクビになって教会で編纂したのではないかと思われますが、インベンションの短調の曲はマイナーブルーや、プレスリーならSURRENDERとかにあたるブギと同じ流れ・・・・クラシックしか聴かないとか、そういう人はロックはダメとか差別しますが、ロックほどクラシカルで教会的な要素をもった音楽はない。
そもそも中世~近代は庶民は信仰はさておき、音楽を聞きたくて教会に通った。
すると、バッハなんていうのは、路上でこそないですが、すごく身近なオルガニストでチェロやバイオリンまで知識があって、何かほんとはただならぬ人のようで、ライブハウスに出てるミュージシャン位の至近距離で見れたのではないかと思うとほかの音楽家と違って、いかに教会のミサにシンクロするか、という点と、王宮のダンスミュージックではない、庶民が聞いて楽しいわかりやすいものをどうやってつくるか、に多くの時間を割いた・・・・
時は流れて、ディープパープルから始まって、バッハに影響されたロックギタリストが相次いでますが、何も彼らに限らず、美しい流れをどこかしらで耳にして再解釈する・・・・Bachの与太話になってしまいましたが、ロックは思いがけないものからできているし今後もわかりやすいものは変わらないのです。
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