一流のあるところ

我々のリーマン世代は一流って名前に随分振り回されたね。だけど、一流企業の流れは別に我々よりはるか昔に形が出来ててそれに乗れないだけだったりして、おいらはわからないうちになんか働いてたからまぁいいやって思えたけど、一流ってさ、会社が一流になったのは一流の発明とか一流のサービスをしたやつが名前をあげたってだけで、おいらは図々しくも自分のいるとこが一流、って考える。つまりリハビリとかでも、ルーティンを上回る努力をしたり、出来なかった、でも次はよくなりたい、生きたいって熱意は一流だよね
この間笑ったのが電車でおいらが車イス用に空いてる場所に立ってたら、車イスの二人組が乗ってきて退いたのに、脇の女子高生が勉強してるからいいやってことかどかなくて、おいらがすいませーん、っていってあいたけど、このオネエチャン、果たして一流かな？或いはおいらは特別だろうか？ここで一流だったのは車イスの二人でうんともすんとも言わなくてさ、オネエチャンがどかないとあのままドアにぴったりしてるつもりだったから凄いよ。マザー・テレサが置かれた場所で咲きなさいっていうのは、別に職場や学校とか具体的なシーンじゃなくてもいいんだから、むしろ肩書きから離れた時間が一流だっていうのが一番、あぁ、あの人大変だなぁ助けないと…っていうのは特別じゃないわけでさ、酔って突っ伏した人は心に関してはかなり干からびかけて、もしやけっぱちならやっぱりリハビリがいるし、まぁおいらのライヴで言えば、会場やアンプとかって言い訳なんかはしないけどさ、とにかく武道館やドームが偉いか!?というと、いいお芝居は唾が飛ぶくらいの距離で別世界を演じる方が凄いし、お笑いなんかいいよね、だから、俺の歌もやたら入るより一晩に二回やって、ライヴハウスが、熱気ムンムンならそれは一流なんだよね。ルーリードなんかそんな感じだしパンクなんかもね。
そんな訳でうまれてから毎日毎日一流になりたい
、一流ってなんだろ、もっと面白いやつになりたい、もっといいものを作りたいなとか、金銭や社会的貢献度 とはちょっと離れた所でも考えたりして、生きるのに必死な以上は皆一流だなぁって思うとちょっと嬉しいよね