屋根より高く、空よりも高く! (セオプレス平成25年5月号より)
2014/05/01
毎年この時期になると、鯉のぼりが大空を面白そうに泳いでいます。
鯉のぼりは江戸時代の中期に子供の健やかな成長を祈願する庶民のアイデアとして始まった日本の文化で、「竜門と呼ばれる黄河の急流を多くの魚が登ろうとチャレンジして、鯉だけが登り切り竜になることが出来た」とされる中国の登竜門伝説になぞられていると言われています。
鯉のぼりが日本各地で上空から眼下に見下ろす光景を想像すると、睦まじい家族模様、子供たちの笑顔、自然の雄大さなど様々な幸せの形が思い浮かべられますが、最近は住宅事情や少子化等の影響を受けてか、日本で見られる鯉のぼりの数は減少傾向とのことで少し残念に思います。
さて、5月に見られる若葉の淡い緑色は本当にキレイで、自然と爽快な気持ちにさせてくれます。また、5月に咲く花をインターネットで調べると確認出来ただけで113種に上り、年間12か月の中で5月は一番花の咲く月とも言えるようです。
生命の息吹に満ち溢れる新緑シーズン、私たちの未来へ向けた心の息吹も屋根より高く、空よりも高く、より一層スケールの大きなものへ広がりつつある貴重なタイミングなのかもしれません。